あきらのあきらめないブログ

肩こり、背中こり、首こりと戦い、胃酸過多に苦しみ、ダイエットは得意なアラフォーを越えてしまった、オッサンです。健康になるために、あきらめず奮闘する内容を書いています。また普段は他で歴史ブログを書いています。

泣ける泣ける、感情表情のリハビリ映画

お題「最近涙したこと」

 

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僕は感情表現があまり得意ではない。ポーカフェイスが得意である。大声で笑ったり、怒ったり、喜んだり悲しんだり。感情の起伏があっても心の中でフィルターがかかり、表情として浮き上がってこないのだ。

みんなが思い切り笑ったり、はしゃいだりしていても、僕は殆ど表情を変えずに遠巻きに見てしまうのである。何であんなに大げさに喜べるの、悲しめるの?信じられない、と不思議に思ってしまう。

 

だけどそれ以上に、僕もあんな風に喜んだり悲しんだり、感情を大きく表現したいなあ、と思い憧れているのである。

 

非情!

そう見えるかも知れない。ロボットみたいに、無表情で何を考えているか分からないと言われる自分を、僕は嫌っている。

 やっぱり、感情表現が豊かな人は見ていると、常に人々の中にいて、たとえ口数が少ない人でも、みんなとワイワイと喜び、悲しみ、たのしんでいる。とても人間味が感じられ、男女問わず人気もある。うらやましい。僕はそんな人物に、長年あこがれているのだ。

 

どうやったら、感情表現が豊かな、人間味のある人物になれるのだろうか?

僕はは正直じゃないのだろうか。自分の気持ちに対して素直じゃないから、思ったり感じたりした事に蓋をして、何もなかったかのごとく振る舞えるのだろうか。その積み重ねで、感動を伝える神経の伝達が鈍く、感情表現が乏しい性格になっているのではないだろうか。

 

いつか、人の輪の中でキラキラと輝き感情を思い切りぶつけて楽しみたい。どうやったら、人前もはばからず感情を表すことができるだろうか。

 

麻痺した神経が、正常に動けるようにする。これには、リハビリするしかない。感情神経を敏感にする、訓練をするしかないと思った。

 

まずは、どの感情表現から訓練しようか。怒る、笑う、泣く、いずれにしようか。どの表情が一番もてるようになるだろうか。

怒ってばかりいても人は遠ざかってしまうだろう。笑うのがいいだろうか。いつも笑顔でいる人は魅力的だ。きっと女性にも男性にも人気が出るだろう。それもいいかも知れない。だけど、泣く男性はどうだろうか。普段は泣かないような男性が、感動して涙を流す。こんな男性を見ると、女性はどう思うだろうか。

 

僕は、泣くことを選んでみた。恐らく、僕にとって、1番難しい内容だろう。

だけど、感動して泣く訓練をしてみよう。これが出来れば、人生楽しくなるかもしれない。

 

泣く訓練、はどうしようか。やっぱり映画をみるのが特効薬だろう。早速、僕は映画館に出掛け多くの映画を観ることにした。

僕が好きな「キング・アーサー」、「ローグワン」、「ミニオンズ」など観たが、特にどうという事は無かった。もう少し、心にジンと来そうな映画を選んで観た。

ラ・ラ・ランド」を観た。良かった、いい映画だった。特にラストは哀しく感動した。もう一度みたいと思った。おっ、こういう感じの映画が良さそうだ。

 

「君の膵臓を食べたい」を観た。女の子に胸がキュンキュンきた、映画の中で主人公になりかけていた。顔の表情は変わっていないと思うが、僕は心の中では涙していた。

少しは、映画の効き目が出てきたようだ。しかし、まだまだ十分ではない。もっと強烈な劇薬が必要なようだ。

 

僕は、劇薬を思い出した。はるか昔に買った映画のDVDだ。これを忘れていた。押入れのダンボールの中をゴソゴソとまさぐり、一枚の薄っぺらい紙のケースを取り出した。

あった、これ、これ。

これを何度か観よう。リハビリ最強の劇薬になるかも知れない。

 

 

今から10年ほど前の事だ。

僕はリサイクルショップでボランティアをしていたことがあった。リサイクルショップでは、洋服やおもちゃだけで無く、本やDVDの中古品が置いてあった。お客さんがいない時に、何か良い映画は無いかなあと、棚に置かれてあるDVDをチェックした。

おや、この映画は何だろう?

僕は一枚の薄っぺらいDVDに目が止まった。全く聞いたことのない映画だった。綺麗な主人公らしき女性がパッケージに描かれていて200円くらいだったので、ハズレでもいいか、と内容は全く期待せずに買うことにした。  

美しいドイツ人女性が第二次世界対戦で、家族がバラバラになるストーリーだった。主人公の美しさだけでなく、ストーリーの世界に徐々にのめり込んでいった。こんな映画が200円で買えたなんて、超が二乗、三乗つく程のお買い得だ。

 

僕は泣いてしまった。

エンディングにつれてボロボロ涙を流した。泣けた、泣けるのだ。むせび泣いた。何でこんなに僕は泣けるんだろう。僕の体内にこんなに流れる程の涙が入っていたなんて、信じられない。こんなに映画で泣いたのは初めてだった。素晴らしく感動した映画だった。

 

その映画を再び手にした。 パッケージを観ていたら、当時泣いたことを思い出した。そして、この映画なら泣けるのかもしれない。でも、あれから10年ますます泣かない自分になっていた。本当に、昔と同じ様に泣けるのだろうか。劇薬となるのだろうか。

 

10年観なかったので、かなりストーリーは忘れていた。10年前と同じ様に、主人公の女性は美しかった。映画を見進めていくと、それぞれの場面の記憶が戻ってきて、再びストーリーに巻きこまれて行った。

 

人が悲しんでいるのをみて、もらい泣きできる人がいる。僕は素晴らしいなあ、そんな豊かな心を持った人になりたいなあ、と思ったことがある。

ひょっとすると、もらい泣きに似た経験を、僕はこの時したのかも知れない。

 

映画の後半になって、前回僕はどこでむせび泣いたのかを思い出していた。その場面が近づいてきて、ああこれから泣ける場面だと思うと、胸がいっぱいになった。僕はもう涙をこらえる事ができなかった。

 

そこからは泣きっぱなしであった。前回泣いた時より、もっと泣いた気がする。エンディングの時には、声をあげて、本当に号泣してしまった。

 

なんと言う感動映画だ。決して映画でも泣かない僕を、これほどまでに感情をあらわにする程、泣かせるなんて。

この映画は、本当に泣くための劇薬だ。

 

僕は、これから頻繁に何度もこの映画を観て、泣きまくろうと思う。泣いて泣いて、涙腺をゆるくし心を緩くして、感情表現を豊かにするトレーニングを続けようと思う。

そうしたら、いつの日か憧れの感情豊かな人間になりもてる人物にもなって、人の輪でみんなと楽しめるんじゃないかと信じている。

とても、感動した映画であった。是非、日本語字幕版が出て欲しいと思う。

 

最後まで読んでくださり有難うございました。 

 

 

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