あきらのあきらめないブログ

肩こり、背中こり、首こりと戦い、胃酸過多に苦しみ、ダイエットは得意なアラフォーを越えてしまった、オッサンです。健康になるために、あきらめず奮闘する内容を書いています。また普段は他で歴史ブログを書いています。

好きなバンドはパワフル、メロディアス、オヤジ

お題「好きなバンド」

 

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こんにちは。たなかあきらです。

僕の好きなバンド。

「パワフル、メロディアス、オヤジ」

上手く表現できないが、あえて3つの単語を用いて表現すると、これらの特徴を兼ね備えたバンドになるだろう。

マチュアバンド

もう今から遥か昔の話になる。僕が大学生になったばかりの事だった。

「僕はバンドをやることにしたんだ」

「どんなバンドをやるの?」

ヘヴィメタル

「ヘヴィメタ?」

 

当時は、イカ天バンドという番組が流行っていて、得体の知れないかっこ悪いアマチュアバンドの演奏を、深夜に放映してた。

 

なんだか、全然分からないし、真似したくないし。
でも、バンドをやるのはかっこいいなあ。
こんなふうに、バンドをやって、熱い情熱を注いでみたいなあ。
僕もバンドをやりたい

僕はとても大人しそうな人物で、思いを内に秘めるタイプであった。普段はあまり口を開かず、話したと思っても、一言二言くらいの、短い単語を並べるだけだった。あまり、喜怒哀楽も表現せず、いつも物静かで目立たない存在であった。

「ヘヴィメタ???」

だから、ヘヴィメタルのバンドをやる、と言ったときに、おとなしい君にできるの?と驚かれた。

 

ヘヴィメタルである。コテコテに化粧するやつじゃなくて、重い音が疾走するかの如くのスピードで迫りくる、洋楽のへヴィーメタルだ。

僕は、一見おとなしそうな人間で思いを内に秘めるタイプであったが、自分を解放すると狂ったようにパワーを発揮するタイプであった。


バンドでは、僕はヴォーカルを務めた。短髪だけどヘッドバンキングしながら、金切り声の雄たけびを上げ、走り回り、マイクスタンドを振り回した。端から見たら、狂人にしか見えないだろう。

「これは、たなかあきらか?」
「本当に同一人物か?」

とびっくりされた。人間は分からないものである。自分を解放するためには、多くのヘヴィメタルの曲を聴きまくり、リズムや音を体の中に染み込ませて、脳まで洗脳していった。

僕は様々なヘヴィメタルバンドのCDを買いあさり、レンタルに行って借りまくり、テレビやビデオも観まくった。いずれもパワフルでセクシーで、彼らの演奏する音の塊に、体が飲み込まれてしまうほどの魅力があった。

 

僕がよく聴いたバンドと言えば、エアロスミス、ハロウィン、レインボー、メタリカイングヴェイ・マルムスティーン、などなど。挙げればきりがない。  

 

その中で、あるバンドに出会ってしまった。オヤジバンドだ。

パワフル、メロディアス、オヤジ

パッと見は、ヴィジュアル的にはかっこよくない、汗臭そうなバンドだ。

 

ヴォーカルは野獣の様な表情のオヤジが大口を開けて、雄叫びをあげる。

ギターは人の良さそうな真ん丸の表情のオヤジらがギターをかき撫でる。

ベースは、堅物そうなオヤジが高速の指輪で、弦を弾きまくる。

ドラムはレスラーの様な大柄なオヤジが、曲がった鼻とむき出した歯を見せながら、ドラムを殴り倒す。

 

怒涛の音の塊が、ぐいぐい迫ってくる。

 

迫り来る音に、離してくれと思っても、離してはくれない。というか、自分から飛び込んで行ってしまう。

 

何という、オヤジバンドだ。

パワフルだ。

ヘヴィーだ。

リズミカルだ。

エネジェティックだ。

メレディアスだ。

 

あせだ。

叫びだ。

オヤジだ。

最高だ。

 

僕はこのバンド、アイアンメイデンの虜となった。アイアンメイデンの曲を聴きまくり、曲に合わせて叫びまくった。僕は、バンドをやっているとき自分を解放できた。とても快感だった。

あれから20年。60才前後の彼はいまだに現役で、驚くことに変わらぬパワーで雄叫びをあげている。

芸術だ。もう、尊敬しかない。

フィア・オブ・ザ・ダーク

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最後まで読んでくださり有難うございました。

 

 

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