こんにちは。たなかあきらです。先日、素晴らしい出会いをしました。すばらしい発見をしました。
これぞ一品という「爪切り」に出会ったのです。
素晴らしい爪切りとの出会い
その名は、「関孫六」
何とも、強そうで切れそうな名前ですよね。
戦国時代の、剣士を思い浮かべてしまいます。
これまで、僕は爪切りは「切れれば何でもよい」
と思っていました。
だから、爪切りはもっぱら、100円ショップで買う爪切りでした。
爪を切ると、「パチン、パチン」と、甲高い音が鳴って、切った爪を回収する部分はあるものの、爪が前に行って床に飛び散ってしまい、切った後、爪を拾うまでが、爪切りの工程でした。
爪きりとはそんなものだと思っていました。
ところが・・・・・
関に継承された伝統
名刀の極み。
刀匠関孫六の伝統から生まれた
こだわりのグルーミングシリーズ
関孫六
は、一味も二味も「切れ味」が違っていました。
気品は感じられるものの、構造的には普通の爪切りです。
見事な爪切れ味
僕は、「関孫六」を手に取って、自分の爪を切ってみました。
僕の、爪切り人生が変わるほど、目が覚めたような衝撃を受けました。
関孫六のつめ切り。
— たなかあきら (@TAkr125) 2018年3月4日
さすが、「名刀の極み」だけあって、気持ち良い切れ味です。 pic.twitter.com/sdZG813Jrj
下手くそな剣士は、刀を抜いて振り回して何度も切りつけます。
しかし、名剣士は、静かに目をつむり、敵が近づいてきたところで、さっと剣を抜き、目にも止まらない一刀で、敵を瞬殺します。
すごい!! 経験したことのないような、見事な切れ味でした。
パチンと甲高い音と共に、爪は前に飛び散りません。切る方の手は、殆ど力を入れなくとも、瞬時に爪が「スパリ」と落ちるのです。
何とも言えない、快感です。
何度も、爪を切りたくなります。
爪を切っているというより、片方の手で切れ味を、もう片方の手で切られ味を、両方を楽しんでいる自分に気がつきます。
さすが、伝統の日本刀の技術が生かされている、と感慨深い思いがしました。
関孫六とは?
「関孫六」の起源は、鎌倉時代に関で刀剣作りがはじめられたことにあります。この時代には多くの名刀が生まれ、中でも名匠「関の孫六」は独特の作刀で美しく芸術性の高い、切れ味の抜群な最上の刀として世に送り出されました。
その後、江戸から明治と時代が変遷するとともに、関の刀匠たちの多くが家庭用刃物の製造へと転業していきます。関の刀剣が「折れず曲がらず、よく切れる」と称賛された信念は現代の刃物作りにも受け継がれ、「関孫六」は匠の技を生かしながら、その切れ味を現代に伝えています。
参考)孫六兼元とはこんな人
孫六兼元(まごろくかねもと)は、室町後期に美濃国武儀郡関郷(岐阜県関市)で活動した刀江である。兼元の名は室町時代から江戸時代を経て現代にまで続いているが、そのうち2代目を特に「孫六兼元」と呼ぶ。
「関の孫六」の名でもよく知られる。尚、孫六は、兼元家の屋号である。後代兼元には「まこ六」などとかな文字で銘を切るものもある。
戦国時代には武田信玄、豊臣秀吉、黒田長政、前田利政など、多くの武将が「関孫六」を身に着けていたそうです。
そんな超有名な戦国武将が愛用した日本刀の匠の技で、自分の爪を切るのは感慨深いものです!!!
ありがとうございました!