こんにちは。たなかあきらです。
嫌味な上司の職場
皆が憧れる別世界に行った
そんな映画を見た。プラダを着た悪魔。
嫌な上司の会社
どうだろう。
とんでもない上司がいた。
とてもワガママだ。わが道を行く。
気に入らない点があると、機嫌が悪くなり憤慨する。周りの人間は、怒らせない様にピリピリとしている。
どう思うだろうか、こんな上司は。もちろん嫌である。
怒られても相手にされなくても、この上司について行った者がいる。耐えきれなくなって、見放された者、去って行った者もいる。
ぼくはプレッシャーに耐えきれず、その上司を避けるように逃げた。
その上司は会社のトップに登りつめたのである。必死について行った先輩や同僚の多くは、出世街道を進んでいった。
ある業界のサラリーマンいえ、その狭い世界のトップを味わうことができている。
僕は依然として冴えない窓際族として、雑踏に君臨している。出世街道まっしぐらに言った、同僚たちをうらやましく思うこともある。
でも、適当に給料をもらって日々を気楽にマイペースでエンジョイしている。
これは、僕の身の回りの出来事で、上司は出世をしたと言っても、所詮は田舎会社の雇われ社長で、庶民の域からは脱していない。
世の中には、自分が見たこともない想像だにできないような、超きらびやかな夢のような別世界で生きる人々もいる。
例えば世界的なファッションの業界で、僕の身の回りの出来事が起こったらどうだろうか。
プラダを着た悪魔の世界
まったく無縁の世界。煌びやかで財を尽くした持ち物や暮らし、絶世の美女と美男、夢の中で更に夢を見るような雲の上の世界、多くの人が憧れる世界だ。
そこにいた上司は、ファッション業界の重鎮である女性であった。上司はブランド物に身を固め、常にマスコミが騒ぎ、カメラのフラッシュが追いかけるような、超大物であった。上司について仕事をして認められれば、出世は間違いなく同じように超セレブの待遇が待っていた。誰もが上司の元で働くことに憧れていた。
ところが、この上司は超ワガママで、悪魔のような性格だった。
採用する秘書はことごとく潰され、期待に応えられず、去って行った。人を鼻で扱い、自分の気分に任せて無理難題を、部下に吹っかけていた。上司についていけば、やがては夢の世界に連れて行ってもらえる、そんな思いで頑張っていた。
そんな世界に、右も左も分からない平々凡々とした主人公が紛れ込んだ。上司の新しい秘書に、アクシデント的に採用されてしまったのだ。彼女は、彼氏との小さな幸せを感じている、ごくごく普通の大学を卒業したての、どこにでもいる普通の女の子であった。別にファッションには興味はないし、業界自体についても何も知らなかった。
上司の意地悪や皮肉が彼女を襲う。へこむ。
彼女は、プラダを着た悪魔である上司にどう立ち向かっていくのだろうか。
やはり、自分の住む世界は違う、と元の世界に戻っていくんだろうか。
自分の才能に目覚め、上司に食らいつき、きらびやかな世界に住むようになるのだろうか。
今の僕ならば、上司に食らいついて、いつかぎゃふんと言わせてみたい。
最後まで読んでくださり有難うございました。