「実は、僕はライティングで、落ちこぼれました。ライティング講座でも、完全に落ちこぼれました」
「おいおい、自分から勝手に落ちこぼれるなよ.。一体、何があったんだ?」
実は、僕は文章が上手くなりたいと思い、昨年ライティングの勉強を始めた。自分の事を書こうと思いネタにしたんだけれど、他の事は書けるのに自分の経験や気持ち、過去の出来事になると、どうしても表現が思いつかず、まったく書き進めることが出来なくなっていたのだ。
自分自身をさらけ出すことを書いてはいけない、恥ずかしい、こんなこと世間に広めたくない、そいう無意識のブロックが働いてしまうからだろうか。それともやましい何かがあるのだろうか。自分自信が混乱してしまうのだ。それでも振り切ろうと頑張ったけれど、自分の事を書こうとすると、胸苦しく、息苦しく、精神的にも落ち込むようになってしまった。文章が書けなくなり、ライティング講座の課題を提出できずに、脱落してしまったのだ。
「じゃあ、他の内容を書けば良かったんじゃないか」
「はい、講座以外では、ブログで歴史について書いてはいました。でも、内容がマニアック過ぎ、ライティング講座でこの内容について書くのはやめました。ブログではイギリスのウェールズの歴史に絞って書いていたんですけど、マニアックなせいか、なかなか読んでもらえなくて」
「マニアックな内容でも、分かりやすく面白く書けば良いだろう」
「おっしゃる通りそうなんです。センスがないのか、面白く書くことが難しいのです。説明は余りせず会話形式で書いたら、分かりやすいとは言ってくれるのですが」
「いいじゃんか。分かりやすい、って言うのは重要だよ。いいじゃないか。それをやっていけば良いんじゃないか」
その通りである。でも、やっぱり誰も知らない歴史や人物をブログで書いても、検索からキーワードがヒットしなくて、読んでもらえないのだ。だから、ウィキペディアにも書かれているようなチョット有名な人や事件を、ウィキペディアより分かりやすく書いた方が、アクセスも増えるし良いかもしれないと思うようになった。。
「ふーん。それは、それでいいんじゃないか。君さえ良ければ」
「それが、その。ウィキペディアを意識した文章になってしまい、オリジナリティーに欠けるようになってしまいまして。それに、ウィキペディアは情報量は多いし、検索には勝てないし。自分は何をどんな風に書いたら良いのか、分からなくなって来たのです。どうしたら良いのでしょう」
「じゃ、君はいったい何がやりたいんだよ。何の為に文章を書きたいんだよ」
僕は、はっと我に返った。そうだった。初心を忘れていたのだ。僕は、文章が上手くなりたいと思いライティングの勉強を始めたのだ。そして、自分自身の事が書けないという悩みを持っていたのだ。その悩みを解決したいのだ。
「君自身のことや気持ちじゃなくて、例えば、コーヒーや、靴下、失敗したこと、カレーなど、モノについて書く事は出来るかい」
「ん〜なるほど〜。モノについてどう見えるか、なら書きやすいかも知れませんね」
「君は、分かりやすく書くことはできる、っていったね。じゃあ、物についてのテーマで面白く書けるように、書くようにすればいいじゃないか。面白く分かりやすく書けるように、練習するんだよ。練習量をこなしてごらんよ」
さらに、モノを歴史に変えて、歴史を分かりやすく面白く書く練習をして、出来るようになれば、読んでもらえるんじゃないかと思う。検索からじゃなくて、ファンが出来るかもしれない。
僕は、やっぱり文章がうまくなりたいと思っている。文章を書きながら、その思いが再び強くなってきた。その思いを叶えるため、浮かんだ事はなんでも文章に表現して、書き尽くそうと思った。
こうして、僕はこのブログで毎日、1記事か2記事書き始めたのす。そして、歴史についても、マイナーな中世ウェールズの歴史を、記事の中に散りばめていこうと思っています。やっぱり夢は追い続けたい。
最後まで読んでくださり有難うございました。