こんにちは。たなかあきらです。
世の中便利になった。とても暮らしやすく、生活の中でできることが増えた。しかし、古く使いにくかったからこそ、良かった利点があったものがある。
ワクワクテレビ
昔は、チャンネルをガチャガチャ回さないと選局できなかったし、電波の調子が悪い時は写りが悪いので、微調整もしてた。
もちろん、ビデオはないので、放映時間にテレビの前にいないと、番組を見ることができない。
どうしても番組がみたい、何としても用事を済ませて帰ろう、予定を入れておくのもやめようという気持ちが働き、始まる時刻となると他のことをやっていても、手を止めて番組を観に行くのだ。
番組を見ることがとても楽しみになり、とても有難く思う。番組が終わったり、終了になると、友達が引っ越してしまったように、寂しくなったものだ。
最近は、離れていてもボタン一つ押せば電源はつくし、選局もできる。ビデオに録画すれば後から観れるし、ネットでも動画配信され、いつでも観れる。とても便利だけど、いつでも観れすぎて、ありがたみに欠ける。番組を待つワクワク感がなくなり、後で見ようが、見なくなってしまうこともある。
古き良きもの、録画できなかった頃の、ワクワクする昔のテレビ番組である。
かけるならガラケー
今はいつでもどこでも携帯、スマホで連絡できるし、電話が繋がらなくともSNSを使えばいつだって連絡を取り合う事ができる、便利な時代。
待ち合わせの場所や時刻を連絡しあう時は、とても大切助かる。
仕事でも、お客さんなどにも直ぐに連絡が取れるので、仕事が早く片付く。
反面、とても不便に感じることがある。連絡が取りやすい、イコール、いつでもどこにいても連絡しなければならない、という事だ。監視されている気がすることも多い。便利になり仕事が進みやすいが、その分仕事量が増えてしまい、余計に忙しくなっていると感じる。
いつも、仕事の電話やメールに追い回され、出ないと後から文句を言われる。仕事だけではない、友達や知り合い、家族とも同じだろう。
電話をかけるだけ固定電話。ダイヤル式が懐かしい。プライベートな時間が、ちゃんと守られていた。電話を受け取る相手の生活を考えて、電話をかけていた。思いやりがあったと思う。
古き良きもの、携帯やスマホがなかった頃の固定電話。
スマホや携帯が普及している現在、更に技術が革新している。ボタンが無くなり、画面のタッチパネルに触れれば、文字の入力も画面の拡大縮小も楽に出来る。とても便利になった。
その反面、ちょっと触れれば反応するので、誤って電話をかけてしまったり、送信してしまったりする。
やはり、電話をかけるなら、ボタンをしっかり押すガラケーの方が、スマホよりも使い勝手が、とても良い。
古き良きもの、ガラケー携帯。
知恵がうまれる手書き
文章を書くのも、手書きではなく、殆んどが、PCやスマホで、手軽に書ける。どこにいても手軽に文章が書けるし、色んなメモをコピペすれば、簡単に一つの記事につなげることがとができる。間違えても、消しゴムで消す必要がなく、何度書き直しても紙がクチャクチャになる心配もない。
分からないことも、グーグルやヤフーで簡単に検索で調べる事ができる。
本当に便利だなあ、と思う。
しかし反面、手描きの良さが失われている。考えること、纏めること、自分の意見を述べること、をやらなくなっていると思う。
分からないことはネットを調べて、文章をコピペして終わりである。あまりあたまに残らないし、纏めることもあまりしない。
パソコンがなく手書きだった頃、分からない事の多くは、図書館に行って自分で本を調べて、必要ない箇所を手書きでメモするしかなかった。
本を見て手書きすることで、頭の中で音読するので、内容が記憶に残る。幾つかのメモを手書きで合わせていくと、情報を自分なりに纏める力がつく。纏める力がつけば、情報が知識になり、知識が知恵になっていく。
コピペだけで、情報をドッキングさせるだけでは、情報は情報にしかならない。
古き良きもの、パソコンやスマホを使わなかった頃の手書き。グーグルやヤフーを使わなかった頃の図書館。
挙げればきりがない、古き良きもの。まだ続けよう。
つづく
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