あきらのあきらめないブログ

肩こり、背中こり、首こりと戦い、胃酸過多に苦しみ、ダイエットは得意なアラフォーを越えてしまった、オッサンです。健康になるために、あきらめず奮闘する内容を書いています。また普段は他で歴史ブログを書いています。

飛行機内の大きな楽しみの一つを ~残念なことシリーズ その4~

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世の中、残念なことが起こるし、それを補うかの如く良い事も起きる。長い目で見ると、どうやらプラスマイナスがゼロに近づくようである。ちょっとだけ、プラス側に偏ると、とてもうれしい気がするのである。

 

空港から出発

僕は台北松山空港行きのボーディングを待つ間、ラウンジでコーヒーを飲みながら、ゆっくり休もうと思った。 

ラウンジは空港の眺めが良く、ゆったりとコーヒーやジュースなどが無料でいただける。ホテルラウンジにいるような高級感に浸れる。

しかし、僕が持っているクレジットカードで、どのラウンジが使えるか、忘れてしまった。荷物を引きずり思い出しながら、ウロウロと探したが結局分からず、とても残念な思いをした。

今回は、事前に調べておいたのですんなりとラウンジに入れ、ソファーに座った。ゆっくりと、コーヒーを楽しもうか。くつろぐ事ができる筈だった。

 

ブルブルブル。

直前にスマホが震えた。

上司からの電話だった。

 

「空港のラウンジで待っている間、書類を作ってくれないか」

上司は、僕の行動をお見通しであった。残念。

 

仕事を搭乗時刻までに、なんとか済ませ、コーヒーもろくに飲めないまま搭乗口へと急ぎ、飛行機に乗り込んだ。

座席に座った時、前回飛行機に乗った時の、残念で腹立たしい記憶が蘇った。

 

残念な思いで

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羽田空港から台北松山空港への飛行時間は、4時間弱である。この時間を利用して、必ず映画を一本観るのである。アヴェンジャーズ、美女と野獣、シング、などを観てきた。

今回はどんな映画が飛行機で見れるだろうか。それが飛行機内での楽しみである。

しかし、しかしだ。座席に座ったら、画面がないではないか。座席の前に、自分でコントロールする画面がないではないか。

僕の座席は、非常口付近になってしまい、飛行ルートのみ映し出される共通スクリーンしか見る事ができなかった。オーマイゴッド、なんてこったい。

映画が観れないなんて、残念で仕方がない。旅行会社に確認しておくべきだった。僕は寝るしかなかった。

 

残念な記憶がよみがえり、旅行会社に席を確認するのも忘れていた。

まさか今回も同じ席じゃないだろうか?

 

悪い+良い=

今回は、辛うじて画面が無い席の一つ後ろであった。僕はほっと胸を撫で下ろし席に座り、ゆったりと映画を観る準備を始めた。

靴を脱いで、持参のスリッパに履き替える。フライトアテンダントから毛布をもらい膝にかける。イヤフォンを取り出して、プラグに差し込み、装着する。そして、画面を切り替えながら、映画を探すのだ。どんな映画があるのか、この瞬間も楽しいのである。

ラ・ラ・ランド美女と野獣、既に観た映画もある。スパイダーマンワンダーウーマンもあった。

何も観ていない映画だ。よし、行きはスパイダーマン、帰りにワンダーウーマンを観よう。

 

ガタっ、ガタッ

 

急に画面が、グイグイと近づいてきた。

どうしたんだ。何が起こったのだ。

前の人が思い切り、座席を後ろに倒してきたのだ。膝が椅子に当たるりめり込むほどで、僕の座るスペースは、めちゃ狭くなってしまった。動きが取れず心地が悪い。

さらに残念なことに、画面の角度も傾いて悪くなりよく見えなくなってしまった。

なんてこったい。こんなんじゃ、また映画が観れないよ。それに、体制が苦しく不快な空の旅だよ。何とかしてくれ。

 

その時、食事が運ばれてきた。僕の好きなカレーであった。しかし、座席のテーブルを引き出すスペースはない。最悪のシナリオか。

 

「お客さま。申し訳ありませんが、座席を元の位置に戻していただけませんか」

 

フライトアテンダントの声に、前に座っている客は、渋々倒した席を元に戻した。僕の膝は解放され、画面は元の角度に戻り、テーブルを引き出せた。

もう、前の客は座席を倒すことはなかった。

 

「よかった〜、助かった〜」

 

僕は好きなカレーを食べ、スパイダーマンを最後まで楽しんだ。

残念なことが多く起こりかけたが、最終的には良いフライトであった。

 
最後まで読んでくださり有難うございました。