こんにちは。たなかあきらです。
肩こりを直そうと思い、17年3月より始めた水泳。半年ほど続けてから、「どうせなら、色んな室内プールを試してみよう」と思い立ち、泳ぎ歩きを始めました。
東京の「室内プール泳ぎ歩き」第2回目は、上野にある清島温水プールのご紹介です。
みんなの憩いの場
上野駅の混雑を抜け、浅草通りに出た。しばらく、浅草方面に向かって歩いていると、地下鉄稲荷駅の入り口を通り過ぎた。よし、とばかりに左折し、北上を開始した。
道に沿って5分程度歩いていると、右手に自転車がたくさん停まっている建物が見えてきた。
ここか。
そこは、台東区社会教育センターで、建物の中に区立の清島温水プールがあるのだ。
自転車がたくさん停まっていると言うことは、地域住民が多くきているんじゃないか、と予想される。特に、お年よりの方々や子供達が多くいると、十分に泳げないかも知れないなあ、という不安は確かにあった。
とにかく、利用券を買い中へ入った。
温水プールは地下にあり、階段で降りると、小学生で一杯だった。
やばい、予想どおりだ。泳げないかも知れない。
ちょうど、その時は小学生向けの水泳教室が開かれていて、終わったところだった。暫くするとほとんどが帰宅し、一般の大人にも開放された。
僕は更衣室で着替えて、プールに向かって行った。やはり、地域密着の温水プールであった。
今度はお年よりが目立った。プールに入っている人の中で、お年よりは七、八割くらいを占めていた。
25メートルのプールは、全部で7コースに分かれ、そのうち4コースはロープが外され、歩行や軽く泳げるようになっており、お年よりや小学生が楽しめるようになっていた。
僕が行った時は、多くのお年より達が会話をしながら、のんびりと広いコースを歩いていた。そこはプールと言うよりも、まるでカフェや井戸端でお年より達が世間話をしているようだった。
僕も同じように、ユラユラと水に揺すられながら、のんびりと水の中を歩いて準備運動をした。
泳ぐ3コースは混んではおらず、泳いでいるのはお年よりではなく、中年男性が中心であった。歩行コースの雰囲気そのままに、やはりゆったりしており、ガツガツと飛ばして泳ぐ人は殆どいなかった。
僕もその雰囲気に飲まれて、のんびりとゆっくり泳ぎを楽しんでいた。
こんなリラックスできるプールは他になかなか、無いよなあ。
清島温水プールには、他にも嬉しいポイントがいくつかあった。
他の公共の室内プールには珍しいと思うが、自動給水機がプールサイドに置かれている。
多くの室内プールは給水機どころか、飲み物持ち込み禁止の場合があるのだ。
清島プールでは喉が乾いても心配することなく、水が飲めるのは嬉しい。
さらに低温のサウナがあり、お年よりも、ゆっくり楽しめる。
また、プールは地下に位置しているため、一階からはプール全体が見渡せるのである。人が泳いでいる姿も上からしっかりと見えて面白い。待っている人も家族や知り合いが、どこにいてどんな泳ぎをしているのか、楽しめるんじゃないか、と思う。(なお、撮影禁止です)
優しいお兄さん
僕が人に優しいプールを楽しんでいたところ、ちょっとした事件が起きた。
僕はその日、喘息気味なのを押して、泳ぎに来ていた。
ゆったり、ゆっくり泳いでいる時は問題がなかった。ちょっとスピードを上げて泳ぎ始めた時のことだった。
気管支がついてこなかったのだ。
息苦しくなり、痰が出た。僕はプールサイドに上がり咳こんでしまった。
「どうされました。大丈夫ですか?」
慌てて監視員のお兄ちゃんが心配そうに飛んで来た。
「ちょっと喘息気味なんです」
「大丈夫ですか、暖かい部屋があるので、そこで休むといいですよ」
と、お兄ちゃんは僕を低温のサウナ室へ連れて行ってくれました。
「何かあったら、行ってくださいね」
利用者の為に、常に気配りをするのは仕事であるが、それ以上にとっても、優しく気持ち良い行動だった。僕は、お兄ちゃんの心遣いをとても嬉しく思い、ありがたく感じた。
「子どもから高齢のかたまで健康作りを応援します」。ホームページに書かれている通りであるし、地域住民に好かれる憩いの場になっている理由が分かった気がした。
僕は清島温水プールが、とても好きになり、また行きたいと思った。
最後まで読んでくださり有難うございました。
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