あきらのあきらめないブログ

肩こり、背中こり、首こりと戦い、胃酸過多に苦しみ、ダイエットは得意なアラフォーを越えてしまった、オッサンです。健康になるために、あきらめず奮闘する内容を書いています。また普段は他で歴史ブログを書いています。

自分を変えて人生を変える演劇

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こんにちは。たなかあきらです。

僕は、身も心も、特に心が疲れていたんです。
何とか、心の砂漠から抜け出したい、そう思っていました。

 

心の砂漠でもがいていた


僕は疲れていた。
睡眠不足による体の疲れもあるが、心が疲れていた。
いや、乾いていたといったほうが適当かも知れない。
会社と家の往復、家に帰ってからは趣味に没頭する日々。


僕は都会の砂漠の中にぽつりといるようだった。
ふと、気がついてみると、多くの人が多くの刺激がある住み東京にいるにもかかわらず、ひとりぽつりと取り残され、何の面白みもない、不毛の地をさまよっている気がした。

何か僕を変えるものはないか、と探し求めはするものの、草一本見つからない、砂地獄のようだった。毎日の生活に絶望感を感じて生きていた。

何とか抜け出したい、なんとか。しかし、砂地に足を取られ、うずもれていた。

 

演劇というオアシスとの出会い


普段の砂漠のような生活の中で、自分にとって全く無縁と思っていた、いや、無縁のものであると考えることもなかっただろう、「演劇」という情報が目に飛び込んできた。

なぜ、僕の目に入ってきたのかはよく分からない。
僕は、演劇のということばが、パソコン画面で目に入り、脳で認識した。

なんだこれは?

演劇を楽しんで英語を学ぶ、演劇ゼミ

 

心が砂漠の状態だったから、異質の情報にふと手を止めたのかもしれない。心が乾いた砂漠の状態だったから、すうっと、情報が染み込んだのかもしれない。

それは、ある書店が行っている演劇教室であった。演劇は僕にとっては無縁のものであったが、僕の脳裏の片隅に焼き付き、たびたび思い出すようになった。
何だか良く分からないまま僕は、思い切って体験講座を受けることにした。

演劇は、僕にとって無縁のものであった。
演じたのは、遥か大昔。幼稚園の年中くらいの時に、幼稚園で衣装を着て化粧をして演じた程度であった。その後は、演じるどころか観に行くことすらなかった。

 

体験講座だったので、予想どおり台本を読んで演じる、場面があった。指導するのはプロの演劇の先生である。
出席している人も、演劇経験者が多かった。見ていて、うまいなあと思った。僕になんかできないやと、ずっと下を向いていたけれど、ついに当てられてしまった。


全くの初心者に、上手く演じられるはずがない。心臓はバクバクして、気持ち悪くなるほどメチャクチャ緊張した。何をどう演じたのか、まったく覚えていない。
「なかなか、上手いね、あなた演劇の経験があるでしょ。本当に初心者?」

先生の殺し文句に、僕は殺されてしまった。
演じるプロにうまく演じられて、乗せられてしまったようだ。商売上手である。
こうして、僕は3か月の演劇クラスを受講することになった。

心の砂漠から、抜け出す大きなチャンスを神様はくださったのかもしれない。
その日から僕は大きく変わり始めた。

 

自分を変えて、人生を変える演劇


演劇の練習は素晴らしかった。
砂漠のような僕の心に、雨が降り、雪が降り、雷もなった。
最初は痛いものではあり、通り過ぎると、再び砂漠にもどってしまうけれど、繰り返しているうちに。砂が固まり、水が溜まって、川となり氾濫するようになった。

 

僕はあまり人に自分の考えを話したり、感情を表現することも殆どなかった。演劇は、登場人物を演じなければならない。自分を捨てて、他人にならなければならない。

なかなか出来るものではなかったが、自分の存在を消して、他人になって感情表現をしようと務めた。他人の感情や考えを演じているうちに、閉ざしていた自分の心の壁が崩れていくのを感じた。
他人になれることに快感を感じるようになった。心にあったモヤモヤが解放されて、癒される気がした。

砂漠の砂が外に出て、代わりに土が入ってきた。土の中にはバクテリアもいるし、草木の種も入っているだろう。

 

演劇は一人ではなく10人くらいのメンバーがいた。配役を決めて、一つの台本のセリフを各々が覚え、演技指導を受けながら、劇を作っていった。発表会まで設定された。
週一回のクラスではあったが、僕の生活には張りが出てきて、その日が待ち遠しくなった。
皆で劇を作り上げていくので、だんだんと仲間意識が芽生え、お互い助け合って発表会に向かって頑張り始めた。
時には、クラス以外で自主的に練習することもあった。僕の心はワクワクし、充実感を覚えるようになった。
解放された僕の心に入ってきた土の中に、混ざっていた種から小さな芽が出て、地中に顔を出し始めたのだ。心の砂漠に小さなオアシスができてきたのだ。

 

心が解放され、他人との関係を意識するようになった僕は、演劇のクラスだけでなく、日常生活にも大きな影響を及ぼし始めた。演劇を続けているうちに、自分を変えることが出来たように思う。

心にオアシスが出来て、めが出て葉っぱも出てきたので、それを持って、いろんなところに出かけるようになった。
前向きに物事をとらえることができ、積極性が出てきた。自分から人とのかかわりを持とうと話しかけるようにもなった。演劇に出会ったおかげで、途方も無い心の砂漠から抜け出すことが出来たのである。

 

3か月続いた、演劇のクラスはもう終わる。今はラストスパートの練習だ。今週末も、演じる仲間と集まって最後の自主練だ。来週は、ついに発表会がある。とても楽しい、楽しみだ。  

幸福の王子

幸福の王子

 

 

最後まで読んでくださり有難うございました。

  

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